
3児の父。40代・未経験から副業でWebライターの世界へ。独立後、Amazon配達員や深夜バイトを掛け持ちする極貧生活を経験するも、数々の困難を乗り越え、現在は文字単価2.8円の案件を安定受注。月収30万円以上を稼ぐプロライターとして活動中。自身の経験から『Webライターの光と影』をリアルに発信している。
「会社員以外の働き方に興味があるけど、Webライターってどうやってなるんだろう?」
「未経験からでも、本当に稼げるようになるの?」
「何から手をつけていいか、具体的な始め方がわからない…」
この記事にたどり着いたあなたは、Webライターという働き方に可能性を感じつつも、具体的な一歩を踏み出せずに悩んでいるのではないでしょうか。
その気持ち、痛いほどわかります。何を隠そう、私自身が40代・未経験からWebライターの世界に飛び込み、月収30万円を稼げるようになるまで、数え切れないほどの失敗と遠回りをしてきたからです。
結論から言います。Webライターになるために、特別な資格や学歴は一切必要ありません。しかし、正しい手順と努力の方向性を知らなければ、いつまでも低単価案件で消耗し、稼げないまま挫折してしまうでしょう。
この記事では、私の実体験に基づき、未経験者がWebライターとして自立するための一番確実なロードマップを、5つのステップで徹底的に解説します。
- 40代未経験から月収30万円を達成した具体的なロードマップ
- Webライターになるために本当に必要な準備とスキル
- 初心者が最初の案件を獲得し、月5万円を稼ぐまでの完全手順
- Webライターのリアルな年収と、AIに負けない将来性
【完全ロードマップ】未経験からWebライターになるための5ステップ
Webライターのなり方は人それぞれですが、遠回りせず最短で成果を出すためには、明確なステップを踏むことが重要です。まずは全体像を掴みましょう。
- 準備編:パソコン1台で始めるための環境とマインドを整える
- 学習編:稼ぐための基礎スキル(Webライティング・SEO)を身につける
- 実践編:クラウドソーシングで最初の「実績0→1」を達成する
- 収入UP編:「月5万円の壁」を突破し、継続案件・高単価を狙う
- 飛躍編:専門性を磨き、独立も視野に入れた「選ばれるライター」になる
この5つのステップを一つずつクリアしていけば、あなたもWebライターとして十分に稼いでいくことが可能です。それでは、各ステップを詳しく見ていきましょう。
ステップ1:Webライターになるための【準備編】
本格的に学習を始める前に、Webライターとして活動するための最低限の準備を整えましょう。物理的な準備と、心構えの準備の両方が大切です。
必須ツール:パソコンとネット環境
言うまでもありませんが、パソコンと安定したインターネット環境は必須です。スマホやタブレットでも不可能ではありませんが、リサーチや執筆の効率が著しく落ちるため、稼ぐことを目的とするなら現実的ではありません。
項目 | 推奨スペック | ワンポイントアドバイス |
---|---|---|
パソコン | メモリ8GB以上、SSD搭載のノートPCがおすすめ | 特別なハイスペックは不要です。ネットサーフィンや文書作成が快適にできればOK。 |
ネット環境 | 光回線などの固定回線 | オンラインでの打ち合わせや大容量ファイルのやり取りも考慮し、安定した環境を整えましょう。 |
無料サービスへの登録
仕事を受注するために、以下のサービスには今のうちに登録を済ませておきましょう。すべて無料です。
- クラウドソーシングサイト:後述する「クラウドワークス」「ランサーズ」の2つは必須です。
- チャットツール:クライアントとのやり取りで多用する「Chatwork」「Slack」のアカウントを作成しておきましょう。
- Web会議ツール:「Zoom」「Google Meet」も同様に準備しておくとスムーズです。

準備するものはわかったけど、本当に自分にできるのかな…。文章なんて学生のとき以来書いてないし、不安だなあ。
その不安、よくわかります。ですが、安心してください。今活躍しているプロライターのほとんどが、あなたと同じ未経験からのスタートです。大切なのは、完璧を目指すことではなく、まず一歩を踏み出す勇気です。
ステップ2:Webライターの始め方【学習編】
準備が整ったら、いよいよスキルの習得です。「習うより慣れろ」も一理ありますが、最低限の知識がないと低単価の沼から抜け出せません。
Webライティングの基礎を学ぶ
Webライティングとは、Web上で読者の離脱を防ぎ、最後まで読んでもらうための技術です。まずは市販の書籍を1〜2冊読むことから始めましょう。文章の型(PREP法など)や、読みやすい文章の書き方を体系的に学べます。
最重要スキル「SEO」の知識を身につける
SEO(検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果で記事を上位表示させるための施策のこと。クライアントがWebライターに最も求めているのが、このSEOライティングのスキルです。
なぜなら、どれだけ美しい文章を書いても、読まれなければ意味がないからです。SEOの知識があるかないかで、あなたのライターとしての価値は天と地ほど変わります。
- キーワード選定の重要性
- 検索意図の読み解き方
- 競合サイトのリサーチ方法
- 読者の悩みを解決する構成案の作り方
これらは、実際に自分でブログを運営してみるのが最も効率的に学べます。
ステップ3:Webライターのなり方【実践編】
基礎知識をインプットしたら、いよいよ実践です。最初の仕事は、国内最大級のクラウドソーシングサイトで探すのが王道です。
クラウドワークスとランサーズに登録する
私がX(旧Twitter)で現役ライターにアンケートを取ったところ、実に88.5%が最初の仕事をクラウドソーシングで獲得していました。
まずは案件数が豊富な「クラウドワークス」と、比較的単価の良い案件が見つかりやすい「ランサーズ」の2つに登録しましょう。
プロフィールを全力で作り込む
プロフィールは、あなたの顔となる重要な営業ツールです。空欄だらけでは、クライアントから「やる気がない」と判断されてしまいます。以下の点を意識して、あなたという人間が伝わるように書きましょう。
- これまでの職歴や経験(どんな経験もライティングに活かせます)
- 得意なジャンル、興味のある分野
- Webライターとしての意気込み、学習意欲
- 連絡が取れる時間帯や、1週間の稼働可能時間
「実績0→1」を達成する:最初の案件に応募する
最初は実績がないため、なかなか採用されません。心が折れそうになりますが、誰もが通る道です。以下のポイントを意識して、まずは1件の受注を目指しましょう。
- タスク案件で実績を積む:簡単なアンケートやレビューなどで評価を貯める。
- 「初心者歓迎」の案件を狙う:文字単価0.5円〜0.8円あたりが目安。
- テストライティングに全力投球:本番のつもりで、持てる力のすべてを注ぎましょう。
- 提案文を丁寧に書く:コピペはNG。なぜ自分がその案件に適しているのかを具体的にアピールします。

僕の初案件は、文字単価0.6円のAGA(男性型脱毛症)に関する記事でした。副業ブログでAGAについて書いていた経験が評価されたんです。どんな些細な経験でも、必ず武器になりますよ!
ステップ4:Webライターとして稼ぐ【収入UP編】
無事に初案件を獲得し、いくつか実績を積んだら、次のステージに進みます。多くの初心者が「月5万円の壁」にぶつかりますが、ここを越えれば景色が変わります。
目標:文字単価1.0円以上
いつまでも低単価案件ばかり受けていては、時間と労力が削られるだけで疲弊してしまいます。常に文字単価1.0円以上の案件を獲得することを目標に行動しましょう。単価が上がれば、同じ労力でも収入は2倍、3倍になります。
継続案件を獲得する
毎月新しい案件を探すのは非効率で、収入も安定しません。クライアントから「次の記事もお願いします」と言ってもらえるよう、以下の点を徹底しましょう。
- 納期を絶対に守る:社会人として当たり前のことですが、最も重要です。
- 報告・連絡・相談を徹底する:こまめなコミュニケーションが信頼を生みます。
- 修正依頼に真摯に対応する:フィードバックは成長のチャンス。素直に受け入れ、次に活かしましょう。
- 期待を少しだけ超える:指示されたこと+αの提案(例:画像の選定、見出しの改善案など)ができると、手放したくない人材になれます。
単価交渉にチャレンジする
同じクライアントと良好な関係を築き、3ヶ月〜半年ほど継続したら、勇気を出して単価交渉をしてみましょう。「現在の単価〇円を、次回の契約から〇円にしていただけないでしょうか」と、具体的な数字と貢献度を添えて相談します。断られても失うものはありません。
ステップ5:プロのWebライターになるには【飛躍編】
月5万〜10万円を安定して稼げるようになったら、さらに上を目指しましょう。ここからは、あなた自身の市場価値を高めていくフェーズです。
専門分野を持つ「特化ライター」を目指す
「何でも書けます」というライターよりも、「金融なら任せてください」というライターの方が、クライアントから高単価で依頼されやすくなります。あなたのこれまでの経験や興味を活かせるジャンルを見つけ、その分野の専門家を目指しましょう。
高単価を狙いやすいジャンルの例:
金融(クレカ、投資)、不動産、転職、美容・医療など。専門性が求められる分、単価も高い傾向にあります。
ポートフォリオとして「ブログ」を開設する
クラウドソーシングを卒業し、企業との直接契約や高単価案件を獲得するためには、質の高いポートフォリオ(実績をまとめたもの)が不可欠です。
そして、最強のポートフォリオとなるのが、あなた自身が運営するWordPressブログです。ブログを運営することで、ライティングスキル、SEOの知識、WordPressの操作スキルを一度に証明できます。
クラウドソーシング以外の営業チャネルを増やす
実績とポートフォリオが整ったら、より高単価な案件が見つかる場所へ活動の幅を広げましょう。
- SNS(特にX)で発信する:専門分野について発信し続けると、企業から直接依頼が来ることがあります。
- ライター募集サイトを利用する:「Wantedly」やライター専門の求人サイトを活用します。
- 企業へ直接営業する:あなたが書きたいメディアの問い合わせフォームから、熱意を伝えてアプローチします。

僕が文字単価2.8円の直契約を獲得できたのも、AGA特化ブログを運営していた実績があったからこそ。ブログは未来の自分を助ける最高の投資になりますよ!
Webライターのリアルな年収と将来性
最後に、多くの人が気になるであろう「収入」と「将来性」について、私の経験も踏まえてリアルなところをお話しします。
Webライターの年収は?働き方で大きく変わる
Webライターの年収は、働き方やスキルレベルによって年収100万円以下から1,000万円以上まで、まさにピンキリです。
- 副業ライター:月1万〜10万円(年収12万〜120万円)
- 専業・フリーランスライター:月20万〜50万円(年収240万〜600万円)
- トップライター:月80万円以上(年収1,000万円超)
重要なのは、スキルと実績を積み上げれば、会社員の給料を超えることも十分に可能だということです。
AIの進化で仕事はなくなる?Webライターの将来性
「AIに仕事が奪われる」という声をよく耳にしますが、私は悲観していません。
確かに、単純な文章作成はAIに代替されるでしょう。しかし、AIにはできない、人間にしか提供できない価値があります。
- 一次情報に基づく体験談:あなた自身の経験や感情は、AIには書けません。
- 高度なSEO戦略:AIが生成した文章を、検索意図に合わせて最適化し、編集する能力。
- 取材・インタビュー:専門家から直接話を聞き、独自の情報を引き出すスキル。
- 読者の心に響くコピーライティング:共感や感動を呼び起こす文章力。
これからのWebライターは、単なる「書き手」ではなく、AIを使いこなす「編集者」「コンテンツマーケター」としての役割が求められます。スキルを磨き続ければ、将来性は非常に明るいと言えるでしょう。
まとめ:Webライターになるため、今日から始めよう
Webライターになるための具体的なロードマップを5つのステップで解説してきました。
特別なスキルがなくても、パソコン1台で始められるのがWebライターの魅力です。しかし、その手軽さゆえに、多くの人が正しい努力の方法を知らずに挫折していきます。
この記事で示したステップは、決して楽な道ではありません。しかし、私が実際に40代・未経験から月収30万円を達成できた、最も確実な道のりです。
次は、あなたの番です。まずはステップ1の「クラウドソーシングサイトへの登録」から、今日、この瞬間に始めてみてください。その小さな一歩が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるはずです。